2015年06月30日

夏のショートコース 動画を公開しました

7月11日から始まる夏のショートコースの動画を作成しました。

Aコース 小伝馬町〜人形町




Bコース 大手町〜神田




Cコース 四ツ谷〜市ヶ谷




Dコース 溜池山王〜六本木一丁目




Eコース 後楽園〜飯田橋




夏のショートコースは、通常の古地図散歩の3分の1程度の短い距離と時間で歩きます。朝8時からの早朝散歩と午後4時30分からの夕涼み散歩の2通りの時間帯で開催します。参加費は700円。

古地図散歩の体験版としてぴったりです。もちろん、これまで古地図散歩にご参加いただいた皆さまのご参加も大歓迎です。



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2015年06月27日

6月27日 古地図散歩に行こう!小石川・大塚

歩き旅応援舎の古地図散歩は、毎年9月下旬から翌年の6月まで開催しています。暑さが厳しい7月と8月はお休みです。

6月27日に開催した「小石川・大塚」コースが、今シーズンの最終回となりました。

今回歩いたのは、茗荷谷駅と護国寺駅の周辺です。この付近は江戸の郊外にあたり、江戸時代には小さな大名や幕府の役職に就いていない大名や下級の旗本・御家人の屋敷、お寺や庶民の住む町があったところです。

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ここにひときわ大きな大名屋敷があります。常陸府中藩の松平播磨守家と陸奥守山藩の松平大学頭家の屋敷です。ともに2万石の小さな藩ですが、初代が水戸光圀の弟ということで、大きな屋敷を持っていました。

まず播磨守の屋敷跡へ。現在はほとんどが住宅地になっています。桜の花見で知られる播磨坂もこの屋敷跡地にあたります。

その住宅地の中には石川啄木終焉の地もあります。

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明治44年(1911)に母と妻との3人でこの地に越してきた啄木ですが、翌年母親につづいて結核で死去します。啄木の住んでいた長屋の跡地には碑と顕彰室があります。

一方の大学頭家の屋敷跡地は、現在は教育の森公園になっています。大学頭の屋敷跡は明治時代に東京高等師範学校、後の東京教育大学となり、同大学が筑波に移転して筑波大学になった後、大学用地は教育の森公園となったのです。

この大学頭家には名園と呼ばれた庭園がありました。その庭園は今も残っています。しかし一歩中に足を踏み入れてみると・・・

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密林!


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密 林 !!


茗荷谷駅から徒歩10分もかからないところにある魔境!ここが東京とはとても信じられない光景が広がっているのです。

これら2箇所の松平家の屋敷跡の北側には、東京大学の小石川植物園があります。ここはかつて幕府の御薬園だったところです。

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貧しい者に医療を施す小石川養生所が置かれたり、青木昆陽がサツマイモを栽培したり、ロシアから帰ってきた大黒屋光太夫が住居を与えられていたのは、この御薬園の中でした。

現在、ここは植物園の塀とそれに沿った道路の工事に先立ち発掘調査が行われています。

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ここからは江戸時代の御薬園の石垣などが発見されています。下の写真はこの日撮影したものではありませんが、出土した石垣です。

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小石川植物園の西のはずれにある紅白の洋風建築は、明治9年(1876)に建てられた旧東京医学館の建物です。

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日本で最初に種痘が行われた幕府の医学所が、明治政府によって引き継がれて東京医学館、そして東京大学医学部へとなっていくのですが、その過程で建てられた建築物で国の重要文化財に指定されています。

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西洋風の建物なのですが、それでもところどころに和風の意匠が用いられているのが面白い建物です。

さて、茗荷谷周辺をめぐりつつ、護国寺までやってきました。護国寺は徳川綱吉が建てた寺で、徳川家の祈願寺となっていたお寺です。

ここの特徴はなんといっても江戸時代の建築物がいくつも残っていること。国の重要文化財に指定されているものも2棟あります。

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上の写真は護国寺の惣門と本堂です。ともに元禄時代(松尾芭蕉や赤穂浪士の時代)に建てられたもので、本堂は国の重要文化財に指定されています。

この付近は庚申信仰の盛んな地でした。歩いている途中でも、たくさんの庚申塔を見かけました。

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護国寺内にも7基の庚申塔があります。これは青面金剛像や三猿が彫られた標準的な形の庚申塔です。

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庚申塔はこのような標準形の他にも多種多様なバリエーションがあるのですが、護国寺にある庚申塔のうちの1つが非常に変わった形をしているのです。

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形が変わっているだけではなく、非常に精巧な彫刻が施されています。まさに変わり種庚申塔の決定版です。この庚申塔を造った人は、安部勘助という石工です。小日向水道町に住んでいました。

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台座の側面に名前が彫られています。

この小日向水道町は、護国寺前にある音羽通り(護国寺が建てられたときに作られた一直線の参道です)を直進し、音羽通りと交差する神田上水を東に行ったところにありました。

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神田上水に架かる橋に「石切ハシ」と描いてありますね。この付近に石切りの職人、つまり石工が多く住んでいたことから名付けられた橋の名前です。

つまり、江戸の古地図にある石切橋の近くに住んでいた石工の1人が造った庚申塔なのです。

このように古地図散歩には、見かけた石塔1つからそのルーツや地域の繋がりがわかってくるおもしろさがあるのです。


今回のコース
茗荷谷駅→竹早公園→石川啄木終焉地→極楽水→宗慶寺→小石川植物園前→簸川神社→占春園→波切不動→大塚公園→大塚先儒墓地→吹上稲荷神社→護国寺→鬼子母神出現所→護国寺駅

歩き旅応援舎の古地図散歩は、週末を中心に開催しています。「参加してみたい!」とか「もっと詳しく知りたい!」という人は、歩き旅応援舎のホームページをご覧ください。

使用古地図:人文社復刻版江戸切絵図コピーライトマークこちずライブラリ



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2015年06月22日

夏のショートコース

7月8月は暑さのため、3時間かけて約5kmを歩く通常の古地図散歩はお休みです。

その代わり朝と夕方のそれほど暑くない時間帯に、1時間で約1.5〜2kmを歩くショートコースを開催します。

A〜Eの5コースを、朝8:00〜9:00の「早朝散歩」と夕方16:30〜17:30の「夕涼み散歩」に分けて、各3回行います。

参加費は各コースとも700円です。

これまでご参加いただいた皆さまはもちろんのこと、初めての方も通常の古地図散歩の体験版としてお楽しみいただけます。


Aコース 小伝馬町〜人形町
【コース概要】小伝馬町交差点→小伝馬町牢屋敷跡→寶田恵比寿神社→椙森神社→三光稲荷神社→橘稲荷神社→玄冶店跡→元吉原の堀跡→人形町駅(約1.6km)

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開催日時 7月11日夕涼み散歩 8月11日早朝散歩 8月13日夕涼み散歩


Bコース 大手町〜神田
【コース概要】大手町駅→大手門→平将門首塚→神田橋→御宿稲荷神社→鎌倉河岸→竜閑橋・竜閑川跡→神田駅(約1.6km)

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開催日時 7月18日夕涼み散歩 8月9日夕涼み散歩 8月13日 早朝散歩


Cコース 四ツ谷〜市ヶ谷
【コース概要】四ツ谷駅→四ツ谷門跡→四ツ谷一丁目遺跡→高力坂→江戸城外堀→亀岡八幡宮→左内坂→市ヶ谷門跡→市ヶ谷駅(約1.7km)

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開催日時 7月26日早朝散歩 8月8日夕涼み散歩 8月15日早朝散歩


Dコース 溜池山王〜六本木一丁目
【コース概要】溜池山王駅→溜池跡→山王日枝神社→福吉坂→勝海舟邸跡→南部坂→久国神社→六本木一丁目駅(約1.9km)

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開催日時 8月8日早朝散歩 8月11日夕涼み散歩 8月23日 早朝散歩


Eコース 後楽園〜飯田橋
【コース概要】後楽園駅→礫川公園→富坂→常泉院の煉瓦塀→牛天神→神田上水跡→小石川後楽園の石垣→外堀跡→飯田橋駅(約1.9km)

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開催日時 8月9日早朝散歩 8月15日夕涼み散歩 8月23日夕涼み散歩




お申し込みは6月30日から受け付けを開始します。
たくさんの方々からのお申し込みをお待ちしております!


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