2016年02月21日

2月21日 古地図散歩に行こう!虎ノ門〜大手町

江戸時代の古地図を見ながら東京を歩けば、江戸、明治、大正をへて現在にいたった町のルーツが見えてくる歩き旅応援舎主催の町あるきイベント「古地図散歩に行こう!」、2月21日は「虎ノ門〜大手町」コースを歩いてきました。

虎ノ門という地名は江戸城外堀にあった虎ノ門から来ています。門があった場所は虎ノ門交差点ではなくて、実は霞が関3丁目交差点。

その虎ノ門を描いた浮世絵がこれです。

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門ではなく、門からつづく堀と石垣が描かれたものです。この絵の左下を見ると鳥居が描かれています。これは金刀比羅宮の鳥居で、現在も絵に描かれたものが残っています。

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本来金刀比羅宮は船の安全の神さまですが、ここには禁酒の御利益もあるということです。

もともとは讃岐丸亀藩京極家の屋敷内にあった神社でした。江戸時代の後期には庶民にも開放されていたそうです。

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この虎ノ門の跡地から北側が霞が関です。現在は官庁街として知られる霞が関ですが、江戸時代には松平安藝守(広島藩浅野家)と松平美濃守(福岡藩黒田家)それぞれの屋敷の間の坂道の名前でした。

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坂道の現在の様子はこのようなものですが

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江戸時代には坂の下に海が見える眺望の地、江戸の名所の一つでした。

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官庁街の東側には日比谷公園があります。

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この日比谷公園は明治時代中期に11年をかけて建造された洋式公園です。その用地は江戸時代に大名屋敷が並んでいた場所が使われました。

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赤で囲ってあるところが現在の日比谷公園


この日比谷公園、実は江戸の遺物がいっぱいです。

たとえば日比谷公園の門。これは江戸城外堀の門の石垣の石を再利用して造られています。

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門柱の側面には元になった門の名前が刻まれています。

そして公園内にゴロゴロしている庭石の多くも、江戸城の門の石垣石なのです。

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石垣石の特徴の1つである矢穴(石を切り出すために開けた穴)もくっきりと残っています。

その他にも江戸城内にあった石製の井戸枠なども置かれています。

日比谷公園を出て西に進むと煉瓦造りの建築物が見えてきます。

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これは旧司法省の建物です。明治28年(1895)に建てられ、戦災からの修復工事をへて国の重要文化財に指定されています。

旧司法省の前にある桜田門から、江戸城の内堀の内側に入っていきます。

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田舎からおっかさんが出てきたら連れて行く義務のある二重橋は、江戸時代には二ノ丸の大手門(正門)だった場所です。

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現在は堀の石垣の修復工事のために見にくくなっています。

和田倉門は、今でも江戸城の門の中で唯一枡形の石垣が完全に残っている門です。

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今でもぐるりと四角いめぐった石垣を見ることができます。

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そして江戸城の正門であった大手門。

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この大手門の前にあるから「大手町」なのです。ちなみに江戸時代末期には大手門の前には幕府の洋式歩兵部隊の屯所がありました。

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そして今回最後に訪れたのが、これも大手門前だった酒井家の屋敷内にあったという平将門の首塚です。

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言わずと知れた東京で一番のオカルトスポットです。

祟り伝説で有名ですが、これも平将門が朝廷と公家たちの搾取に対して反旗を翻した英雄として、関東の民人たちに慕われてきたがゆえという話をいたしました。

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現在は塚はなく、関東大震災や第二次大戦の空襲被害をへて、その後に残された灯籠と復元された石碑が置かれています。

今回の古地図散歩は、平将門の首塚から大手町駅まで歩いて終了となりました。


歩き旅応援舎の古地図散歩は、週末を中心に開催しています。このブログに書いたことよりも、さらにたくさんのお話をしていますので、「参加してみたい!」とか「もっと詳しく知りたい!」という人は、ぜひ歩き旅応援舎のホームページをご覧ください。多くの方たちのご参加をお待ちしております。

使用古地図:人文社復刻版江戸切絵図(C)こちずライブラリ 転載禁止


posted by 歩き旅応援舎 at 12:00| Comment(0) | 古地図散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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